投稿者:池畠 悠 所属塾:みやうち塾 閲覧数:288
投稿日時:2020年1月18日12:16
最終閲覧日時:2025年11月26日11:34
3年生が毎日行っている全国高校入試問題正解の演習。
今日も午後から行っていきます。
国語、英語に関してはここからは本番で大こけしないように、
これまでの知識を確認することが基本になります。
数学は、基本の計算練習はもちろんしますが、あともう1、2問、本番で解けるようにパターン問題の中でも難し目のものも少し解きます。
とはいえ、最もやるべきことは理科、社会、(ちょっと古文)です。
1月中に、北海道から沖縄まで全県網羅していきます。
ではなぜ過去問演習をやるのか。
目的は大きく2つです。
1つ目は、知識を線、面にすることです。
入試問題は定期テストとは異なり、全範囲から出題されます。
ですので、問題を読みながら今の問題がどの単元の問題なのか見極めなければいけません。
この問題と知識をつなげる練習において、過去問は最適です。
「あ、この問題はこの単元からなのか」
とか、
「聞かれ方は違うけどこの単元の理解を聞いているのか」
とか、問題の出し方がわかってくると思います。
全県解いてみると分かりますが、問題の出し方が違うようだけで、パターンは意外と少ししかありません。
ですので、全県解けば、問題のパターンに関してはほぼ網羅できます。
解きながら、後半の県ほど点数が上がっていくことに気づくはずです。
理、社は面白いことに、どの県を解いても点数は同じくらいになります。
自分の県で40点の生徒は、だいたいどの県を解いても40点前後です。
これは、理科、社会がそれだけ知識に依存していることを示しています。
知識に依存した問題が多いため、発想力を問われる数学や国語と違って問題によって差が出にくいんです。
(一昨年までの神奈川は難しかったですが、去年からは普通です。)
そのため、勉強すれば再現性高く本番でも得点できます。
2つ目は、応用力。
各県の過去問には当然難しい問題もあります。
こういった問題を解くことで、問題の考え方もわかってきます。
この応用力を伸ばすためにも過去問は最適です。
このように知識の網羅性の確認から、応用力の強化まで、過去問演習によって伸ばすことができます。
あとは点数だけ気をつけてください。
後半に行くほど点数が上がっているか。
「これ、前やったな」という問題が増えているかはきちんと確認してください。
点数が伸びていなければ、問題の周辺知識の確認、教科書等で復習、単元に関して質問するなど、
もう一度「点の知識」を作れるように復習しましょう。
最後の最後まで積み上げる。
毎日自己ベスト更新をめざしましょう。