投稿者:池畠 悠 所属塾:みやうち塾 閲覧数:196
投稿日時:2020年5月23日0:22
最終閲覧日時:2025年11月24日11:39
先程の品詞分解で出てきた難しい品詞。
まず1つ目は「ようだ」
「ようだ」は助動詞。
助動詞ということは当然活用し、
鳥のように走る
とか、
どこかで見たような景色
といったように、形を変える。
そして、付属語なので単体で分節を作ることができない。
これは要注意です。
そして、「ようだ」の変形として、「みたいだ」もあります。
こちらも助動詞なので、覚えておく必要があります。
もう一つは、「ばかりに」
今回の問題では、「あふれんばかりに」で登場しました。
これを品詞分解していくと、
動詞「あふれる」の未然形 + 打ち消しの助動詞「ず」の変形 + 助詞「ばかりに」
つまり、「ばかりは」、助詞(その中でも終助詞という分類です)
これは少しレベルが高かったです。
この国語の品詞分解、実は相当レベルが高いことに気づきました。
僕は授業するときに、基本的に何も見ないことにこだわっています。
理由は、中学範囲は全て覚えきれることを証明したいから。
そしてもう一つは、僕が解けない問題は、基本解けなくても大丈夫だからです。
高校入試で翠嵐、慶應に合格する力は当然あるので、
それ以上の高校を狙っていない場合は、僕が解けない問題は合否には関係ないと思ってください。
(ここはプロとしてプライドを持ってますよ)
なので、この国語品詞分解も、合否の上では関係ない問題もあります。
しかし、そこまで理解できれば、相当強いなと思います。
国語の文法は、日本人が勝手に作ったもの。
その文法を作った人の理論が必ずあります。
それを思考することは、英語や他の単元にもつながる思考力をつけることになると、
この品詞分解をやりながら思っています。
普段、品詞について考える機会がないからこそ、身近(問題集の文章)を、そのまま分解します。
そして、私もランダムに選び、その場で考えていきます。
たまに、わけわからないものがある。
それをどう克服していくのか、ぜひみてみてください。
「え、おかしくない?」
とか、
「めちゃくちゃ困ってるじゃん!」とか、
その辺を楽しみに見てみましょう。
皆さんが、おそらく最も嫌いな国文法を、
最も得意で面白い教科にしたいと思います。