3年生卒業おめでとう!!!

投稿者:池畠 悠 所属塾:みやうち塾 閲覧数:2870


投稿日時:2020年3月12日7:24

最終閲覧日時:2025年11月25日19:08


みやうち塾 こだなか塾






昨日は、宮内中3年生の卒業式でした。


3年生の皆さん、卒業おめでとうございます。


これで、義務教育は終わり、来月から高校というまた新しいステージでの生活がスタートします。





中学から高校へ。





人生の1つのターニングポイントになることは間違いないです。





そんな3年生へ、塾長として伝えたいことがあります。





それは、

















高校行っても学力向上!!!








くらいですが、(笑)





(塾長として、偉そうに言えることはないですからね笑。四の五の言わずに成績伸ばせ!がうちのスタイルです。笑)











塾長としてではなく、少しだけ人生の長い先輩として、贈る言葉を書かせてください!





僕から伝えたいことは2つです。





1つ目は、時には険しい道を選ぶということ。


(今回は真面目なやつです笑)


中学校の卒業式というのは、実はとても大きなポイントだと思っています。


それは、人生で初めて自分で進路を決めるタイミングだからです。


高校というのは、行かなくてもいいところです。


これは、中学校までと全く違うところ。


別に行かなければならない場所ではないし、そういう選択をした仲間もいると思います。


これから先、決められた道はあるようで実はない。


自分自身で選択していくということが求められます。


その最初の準備が高校受験ではないでしょうか。


様々なルートがある中で、みなさんは高校という進路を選択しました。


しかし、これから、もっと難しい判断が求められるときがきます。


その時、みなさんは自分の理性と直感に従って決断していく必要があります。


おそらく、答えはない。


この答えのない決断をするときにこそ、その人の本当の力が試されると思っています。


そして、その決断において、とても見通しのいい道と、先の見えない、険しい道があるというのは、得てして起こりがちです。


その時、ときには険しい道を選ぶこと。


険しくて、先が見えなくても、わくわくするような道を選ぶことが人生を面白くすると思っています。


僕は中学校のとき、野球の強豪校にいくのか、進学校にいくのか、とても悩んだ経験があります。


その中で、僕は進学校にいくという進路を選択しました。


野球をできるだけ長く続ける、行けるところまでいくと考えたときに、広島の強豪校に行くより、大学野球を目指した方がいいと考えたからです。


ここでどちらを選ぶのかはその後の人生を大きく変えたと思っています。


結果、目標である大学の野球部まで行くことはできました。


しかし、大学の野球部で感じたことは、強豪校でやってきた選手との底力の違いです。


慶應の野球部のメンバーの多くは、野球強豪校出身で、甲子園を経験して入学してきます。


(僕のように一般入試で入ってくるのは全体の2、3割でしょうか)


もちろん、高校時代、野球をものすごく練習したし、試合で強豪校に勝ったことも何度もあります。


強豪校に行ったとしても普通にやれると思っていました。


しかし、対戦相手として対峙するのと、そのチームで勝ち上がっていくのとは、全く違います。


僕の高校の部員は、3学年でせいぜい50人くらい。


それに、みんなが野球に人生をかけてる訳ではありません。


でも、甲子園にいくような高校なら、部員も100人を超えて、プロでやっていく、という選手も多くいます。


この環境を勝ち上がってレギュラーを取る、というのは、とても難しいことです。


大学では、そういった経験を経て入学した選手との「修羅場をくぐってきた経験の差」を如実に感じました。


でも、このことは、中学生のときも本当は分かっていたと思います。


高校で強豪校に行った選手との差は大きくなってしまうということはよくわかっていました。


それでも、進学校という選択をしたのには、大学野球という選択肢を作ることもありましたが、先が見えやすかったこと、これが大きかったと思います。


高校野球で活躍して社会人野球なりプロにいく。


この道は、本当に険しい道です。


それに比べて、勉強して大学に行くというのは普通にイメージてきました。


だから、先の見えやすい方を選んだのだと思います。


しかし、別に進学校に行くだけが大学に行く道ではありません。


先は見づらいかもしれないけど、とにかく強豪校にいき、野球をやりきった後で自力で大学を目指すという道もあったと思います。


このとき、先が見えなくても、面白そうな道を選ぶ、あえて険しい道を選ぶことの重要性を学びました。


とはいえ、大学時代は、険しい道を選ぶことができたと思います。


僕は大学3年生のときに就活はせしないでずっと野球をやるという進路を選びましたが、この決断は絶対に間違っていなかったと今でも思います。


厳しい環境でしたが、大学時代の経験は、間違いなく今の自分を作っていると思います。


これからの皆さんの高校生活。


どう過ごすかは間違いなく今後の人生を大きく変えます。


高校3年間は、思ったよりも重要。


だからこそ、ときには険しい道に挑んでみてください。


失敗を恐れずに、自分の思う道に進んでほしいと思います。





2つ目は、過程を楽しむ、ということです。


(長くなりましたが、まだ2つ目があります笑  朝礼だと、みんな話聞かなくなるやつですが、ブログなんで書きます!!!笑)


高校やこれからの人生の目標を持っている人も多くいると思います。


では、その目標はどれくらい叶いそうでしょうか?


そう考えると、本当に成し遂げたい目標というのは、叶えることがなかなか難しい、と感じると思います。


だから、あえて目標を下げる。


できそうな目標を掲げると思います。


でも、自分が本当にやりたいと思うこと。


これはぶらさずに、その目標と向き合ってほしいと思います。


なぜならば、その目標を目指す過程そのものがとても面白いものだからです。


夢を持ち続けていれば必ず叶う、とは僕は思いません。


いや、むしろ叶わない人の方が本当は多いと思います。


僕自身、小学校のときはプロ野球選手になりたいと思っていました。


そして、中学校のときにそれがいかに難しいか、ということを感じました。


それでも高校、大学と追い続けました。


でも、最後は野球をやめるときがきました。


野球をやめるときまでは、



叶わなければ意味がない。
やってきたことは全て無駄になる。
だから、何が何でもなってやる。


これだけをモチベーションにやってきました。


でも、野球を終えたときに思ったことは、やってきたことが無駄になることはないと言うことです。


夢を追う過程で得た経験、仲間、考え方。


これは、自分自身の財産だと思っています。


そして何より、夢を追いかけている間というのは本当に充実していました。


当時はわからなかったですが、その過程そのものがとても楽しいものだったと、今では思います。


(逆に、もっと余裕を持って、楽しんで過ごせば良かったなと思います)


だから、皆さんには、目標を追いかけて、でも頑張ってほしくない。


目標のために頑張るのではなく、夢を叶える過程を楽しんでほしい。


夢を追う過程そのものが、自分自身の人生だと思えるときがいつか来ると思います。


もちろん、必ず叶える気持ちでやる。


でも、仮にだめでも普通にやっていけるので(笑)、


それを追う過程を思い出にしてほしいと思います。


長くなりましたが、以上2つが皆さんに伝えたいことです!


(これを考えていたのでブログ更新が遅くなってしまいました笑)


これからの人生が、とても充実することを祈っています。


幸せになってください!








卒業おめでとう!!!