伸び悩んだ時に量を減らす

投稿者:池畠 悠 所属塾:みやうち塾 閲覧数:210


投稿日時:2020年12月22日12:17

最終閲覧日時:2025年11月19日5:07


みやうち塾



勉強で伸び悩んでいる時。


こんなにやっても駄目なんだから量をやっても意味がない。

もっと効率よくやろう。


と思って効率性を求めて量を減らす人がいると思います。


これは基本的にうまくいかないと思っています。


あくまでも、僕の経験に基づくもので、サンプル数は少ないです。


だから、絶対とは言えません。


しかし、経験的にうまくいかないと思います。



では、どのような経験があるのか。


まず一つ目は僕自身の経験。


勉強ではなくスポーツの話になってしまいますが、中学時代、野球での経験。


池畠は昔野球をやっていました。(4年位前ですがものすごく昔な気がします。)


みやうち塾からスポ魂オーラを感じたらそれは間違いなく僕のせいです。


別に自分のことをスポーツマンとは思ってませんが、小学校4年生から大学4年までやっていたので、体育会の雰囲気は染みついてしまっている気がします。

みやうち塾はスマートな塾になっていると思いますが、朝から塾をやっている時点でスポ魂なのでしょう。(笑)


さて、前置きはいいとして、野球をやっていた時の出来事です。


中学校の時は自分の中ではものすごく練習していた記憶があります。


しかし、ある時全く打てなくなることがありました。


こんなに練習してるのになぜ打てないのか。


ものすごく悩みました。


そんなとき友達が次のように励ましてくれました。


「お前は練習やりすぎなんだよ。もっと質を重視して、休みをたくさんとったほうがいい。」



なるほど、と思った僕は自主練習はしばらくやめました。








結果












めちゃくちゃ打てなくなりました。






いや、スイングスピードも遅くなって、凡打の山を築きました。





結論


できないからやめる、というのは初心者段階では状況をさらに悪くする。






これはスポーツの話。



勉強はまた違う、と思うかもしれませんが、勉強の方が答えが決まっているからむしろ量が大切。







もちろん、質が大切、なんてことは絶対に否定しませんよ?


間違いなく質も大切。



でも、質がいい、という状態がわからないから結果が出ないわけで、その状況で量だけ減らしてもさらに状況を悪くしてしまいます。



結果が出ないときにやり方を変えることは大切。しかし、前よりやらなくなるということは
基本悪い方向に繋がってしまします。



2つ目の理由は、多くの生徒さんを見てきて思うから。



思うように点数が出ないとき、よくよく分析してみると、「あの時やってなかったなー」とか「この問題解けてなかったなー」とか、どこかしら抜けてしまっていることがあります。


そして、やっぱり取れてる人は、要所要所はきちんと押さえてるし、勉強してる時間もやっぱり長い。


これはみんなも思い当たるはず。


よくできてるあの人は、自分が帰った後も塾残ってませんか?


必ずやり切ってませんか?


よっぱりこの積み重ねだと思うんです。



だから、できないから効率よくやる、というのは、逃げでしかないと思ってしまうんです。


(結果が出てきて、そんなにやらなくてもできるから量を減らす、というのはありだと思います。しかし、逆は悪手でしかないと思うのです。)


苦しい気持ちはよくわかります。




逃げることも人生大切です。



偉そうに言ってますが、僕も妥協することは当然あります。



しかし、「あと少しやり切ればできるのになー」



というもったいなさは常々感じています。




苦しい時、時には歯を食いしばって頑張ることもまた大切。


これはスポ魂池畠の考えかもしれませんが(笑)、大変なこともがむしゃらにやっていくうちにコツをつかんでくることはあります。


軌道修正をする冷静さを持ちながらも、ある一定期間は継続していく粘りづよさは大切だと考えています。


その意味で、今週ランキングテストにをきっちりとこなし、補習に来てくれた皆さんは大きな1歩を踏み出せたと思います。


きちんと動けた自分を誇りに思ってほしいです。