塾平均を載せる理由

投稿者:池畠 悠 所属塾:みやうち塾 閲覧数:281


投稿日時:2021年6月15日14:10

最終閲覧日時:2025年5月2日23:31


みやうち塾 こだなか塾






塾平均点を毎回出しています。


そのために、生徒の皆さんからも点数を教えてもらっています。


では、この点数を集計して何が、したいのか。


目的を書いておきます。





突然ですが、皆さんはなんのために生きていますか?





は、?いきなりそんなことを聞かれても、、、


となると思います。


自分が生きてる理由なんてそうそう考えることはないですよね。


しかし、組織の場合は間違いなくあります。


みやうち塾のミッション(使命)は、勉強ができないことで生じる、進路選択の壁を取り除くこと。


このためにみやうち塾はあります。


だから、採用する講師も、このミッションを果たす上で貢献できる人を呼ぶし、


入ってくれる生徒の皆さんにも、自分の進路を選びたい、という思いがあるはずです。


しかし、ここで問題なのは、では、何を持ってみやうち塾はその課題を解決しているのかを測れるか、という点です。


進路選択の壁を取り除くというのがどういう状況なのか。


それを客観的に測れる必要があります。




しかも、感覚ではなく、数値として議論できるものでないとだめです。


数値として出せないと、そもそも議論することができません。


では、進路選択の壁を取り除けている状況がどういう状況なのか。


僕自身は、塾生の多くが偏差値60を超えている状況、と定義しています。


なぜ、偏差値60とするのか。


その理由は、偏差値60くらいから、こちらが学校を選べるようになるからです。


偏差値がもっと低くても高校は十分いけます。


でも、選べる、とは言い難い。


そこで、まずは偏差値60を超す、というのが目標になります。


では、どうすれば塾生の多くが偏差値60を超せるのでしようか?


偏差値60を超える生徒には、いくつか特徴があります。


まずは、定期テストで400点を超えてくる、というものです。


偏差値60というのは、だいたい全生徒の15%くらい。


クラスで4人いるかいないか、くらいの割合です。


定期テストで400点を超える人数も、これくらいだと思います。


では、定期テストで400点を超すにはどうすればいいのか。


これをさらにつきつめていくと、





試験範囲をテスト前日までに9割以上、できるようになるまで勉強できた生徒


と定義できます。


この進捗を測るのが達成度テストです。


この達成度テストの点数で、本番の点数をほぼ予想しています。


では、今度は、


達成度テストを試験前日までに9割終わらせることができる生徒はどんな人なのか、


という疑問が生まれてきます。





これは2つあります。


まずは、勉強時間が長い生徒です。


基本的に、点数が高い人ほど勉強時間は長いです。


そこで、この学習時間を長くするために、超勉祭を行っています。


2つ目は、問題を解く、言葉を覚えるスピードが速い生徒です。


ここが、勉強の質に関わってくる部分です。


この質に関しては、なかなか詰めきれないところはあります。


しかし、ある程度経験的に言えるのは、


情報を処理する速さと解くスピードは比例する。


問題を一般化する力が高いと暗記のスピードは速い


意味を理解していると記憶が長期で続く


ということです。


(あくまでも経験です。)


このように考えると、「質」のところは数値化するのが難しいことがわかります。


そして、この数値化がもっとも難しい教科が国語です。


(だからこそ、国語は、自分の経験語りになりやすい教科です。あくまでも、「俺ならこう解く」というのを見せているだけで、じゃあ、それをどうすればいいのかを示すのが難しい教科です。)





話を戻します。 このように、進路選択の壁を取り除けている状況、を定義していくと、


いくつか重要な指標が見えてきます。


まず1つ目は、


模試の偏差値です。


模試の偏差値で、どの高校を受けられるかはかなり予想がつきます。


理由は、なんだかんだで神奈川の入試は本番だからです。


(これは卒業生の皆さんはわかってくれると思います)


入試制度も変わり、トップ校ほど本番重視になってきてます。


入試で取れれば、かなり高校を選べます。


だから、この模試の偏差値がどれくらい伸びるか、というのを重視しています。


2つ目は、定期テストの400点超えの人の割合です。


定期テストで400点超えが多い=偏差値60を超える期待値が高い=高校を選べる生徒が多い


ということになります。


そこで、いつも、


「400点超えは〜」


とか話しています。


もう一つは、塾平均点です。


みやうち塾は名前の通り、地域の学習塾ですから、


入塾テスト等もありませんし、勉強が得意でないけど、頑張りたい、という皆さんにも通っていただきたい、と思っています。


そこで大事になってくるのが塾平均点です。


塾平均点が上がってくれば、これまで得点が低かった人も伸びてきている、ということになります。


(もちろん、そもそもの学校平均にもよるので一概には言えませんが)


そこで、この3つの数字を、なるべく保護者の皆様にもわかるように、アップしているのです。


数字にしてしまうと、なんとなく冷たい感じもしてしまいますが、


僕自身は、数値化はすごく大切だと考えています。


もちろん、世の中のことを全て数字が物語る、なんてことは思いませんが、


数字にすることで課題を明確にし、やるべきことをシンプルに表すことができると思います。


基本は気合いだと思いますが、なるべく数値化していくことで、現状を整理していくべきだと考えています。


何より、個人塾は塾長が独断でできてしまうことが良さでもあり、欠点でもあります。


この数値を見て、「今回の池畠の働きはいまいちだったなー」とか、「今回は池畠頑張ったなー」とか、評価していただけたらと思います。


ということで、塾平均を載せてるのは、僕らがみんなを評価する、というよりかは、


塾の働きを見えるようにしていく、


という意味合いが強いです。


(もちろん、シンプルに自慢しているときもあります。(笑))


そこで、


自分が平均を下げてしまったー


とか気にする必要はないですよ?


何より、塾なんてのは利用するものです。


みんなが良い点をとったら、僕らは都合よく自慢しますが、(笑)


そんなものは気にしないでください。


あくまでも、君たちが自分の実力で掴み取ったもの。


「塾なんて関係ない、俺の実力よ」


というくらいが健全です。


ということで、今回も全員揃いましたら塾平均出していきます!


ご協力お願いします!