みやうち塾で成績の伸びない生徒

投稿者:池畠 悠 所属塾:みやうち塾 閲覧数:341


投稿日時:2020年6月14日2:23

最終閲覧日時:2025年11月24日8:49


みやうち塾



みやうち塾を開校してもうすぐ3年。 



これまで、150人近い生徒を指導させていただきました。


その中で、大きく成績を伸ばした生徒がいます。



でも、そんなのは当たり前で、僕らはそんなものにこだわっていてはいけません。




最も気にしているのは、成績が伸びなかった生徒。

残念ながら、みやうち塾には通っていただいたのにあまり伸びなかった生徒の皆さんがいます。



では、何がだめだったのか。



何がみやうち塾には足りていないのか。



悔しいという思いだけでは現状を変えることはできません。



だから、とことんまで考えたとき、3つのパターンがあると考えています。



1つ目。



単純に勉強不足。



試験範囲を全て終わらせることができずに試験を受けてしまった。



この場合は伸ばすことができなかったです。



当たり前のことですが、勉強していない範囲の問題は解けません。



週に1、2回勉強して、テストに臨む。



これだけでは全然足りてない。



だからできなかったという最もありきたりな理由です。



この原因としては、我々が生徒の皆さんと信頼関係を築くことができなかったこと、



やり切るための厳しい覚悟が足りていなかったこと。



これに尽きると思います。



せっかく、勇気を持って塾に来てくれたのに



何かを変えようとみやうち塾を選んでくれたのに



あまり役に立てなかったときです。



とはいえ、このパターンは、テストを受ける前に僕らも結果は分かっています。



「今回はだめだなー」



と予想し、案の定その通りの結果になります。



だから、これを防ぐには、とにかく


できるようになるまでやる






これを貫くことしか対策はありません。



全範囲分かっていない、できていない状態で試験を受けるから無理なのであって、



それをできるようにして受ければ問題解決です。



もちろん、言うほど簡単ではないですが、やれる力はあると思っているからこそ、徹底的に演習していきます。



だから、こんなにチェックテストをして、補習をして、



できるようになっているかをみているのです。



(大変だけどなんとか頑張ってほしいです)



2つ目の理由。



これは、思考に深く関係するものです。



そして、これが原因で伸び悩む生徒の皆さんは、試験のあとにこのように話してくれることが多いです。



「問題の意味がわからなかった」



「塾でやったのと違う問題が出た」



何が原因か分かっていただけたでしょうか。



この2つ目の原因は、いわゆる国語力に課題がある生徒がぶつかる壁です。



国語力に課題があるから、問題の意味が分からない。



練習した問題との共通点がみつけられない。



これに苦しんでいる生徒のみなさんも、みやうち塾にはいます。



ちなみに、私が思う国語力とは、抽象化力。



一見別々に思える問題から共通点を抜き出し(抽出し)、自分の記憶と結びつけて解く力、とでも定義できると思います。



この抽象化力が高い生徒は、問題を数問解けばパターンを抽象化することができるので、



あとはそのパターンに当てはめることで似たような問題を一網打尽に解くことができます。



逆にこの抽象化力が低いと、自分が勉強した問題との共通点が見つけられないので、



問題の意味がわからなくなってしまったり、



少し出題傾向が違うと全く違う問題と思ってしまうのです。



そして、この壁を打ち破ってほしいからこそ、



今年からみやうち塾別館を作った訳なのです。



単なる定期テスト対策だけでなく、根本の思考力をつければ、今より偏差値を10、20 上げられる生徒がいます。



偏差値10上がれば、今後の人生も大きく変わってくると思います。



(もちろん、偏差値が低いからだめとか、そんなことは、全く思ってないですよ。



でも、僕らは塾屋なので、そこでしか皆さんには貢献できません。



塾をやる以上、成績アップこそ正義。



結果が全て。



だからこだわっているのであって、偏差値がすべてという意味ではないですからね。)



この国語力アップをどこまで実現できるか。



今回の3年生の模試はとても良かったですが、国語は簡単だったのでまだまだこれからです。



次のテストでなんとしても成果につなげたいと思っています。



最後に3つ目のパターン。



これは、力はあるはずなのになぜかできない、



僕らもとても楽しみにしていたのに、思った程良くなかった生徒の皆さんが抱えている課題です。



その課題とは、試験範囲が広範囲になったときに、昔の単元を忘れている



というものです。



これもありきたりなのですが、



要は理解はしているけれども、最近やってなかったから忘れてしまっている状態です。



この、忘れてしまったから得点できない、という現象は、宮内中のテストでは起こりやすいと思います。



広範囲から出題されることが多いので、簡単な問題なのに忘れてしまい、得点に結びつかなくなってしまうのです。



(今の3年生はこれに苦しんだ印象です。)



最近やった範囲はめちゃくちゃできる。



昔の範囲もやったときはできていた。



だから、今回はいける、と思うんですが、



「あれ、今回の範囲はあんまり出ないなー」



「復習範囲、よく覚えてないなー」



となってしまい、



蓋を開けてみるとそこまで取れていない、となってしまうみやうちっ子もいました。



そして、これをなくすために去年からやっているのが、毎週の確認テスト(現ランキングテスト)という訳なのです。



このランキングテストでは昔の範囲もかなり混ぜます。



問題自体はそこまでは難しくないですが、広く浅く出すことで全範囲を復習することを目的にしています。



ここでしっかりと復習し、広い範囲、そして入試対策も合わせて行っているのです。



なぜ毎週テストをするのか



なぜ通い放題なのか



なぜ個別に日程を組まれるのか



長くなりましたが、理解していただけたでしようか。




コロナで忘れていますが、テストは必ずあります。



そこで全員成績アップ。



本当に全員ができるようになることを目標に進めていきます。



来週も頑張っていきましょう!