成績アップの定量測定
投稿者:池畠 悠 所属塾:みやうち塾 閲覧数:229
投稿日時:2021年5月6日0:39
最終閲覧日時:2025年5月16日0:03
みやうち塾
連日の山際君の投稿を見ながら。
定量的に塾を捉えることの重要性を再認識しています。
定量的とは、数値として捉えられる、という意味です。
これに対して、数値ではなく、気持ちで感じられる目標を定性目標といいます。
例えば、ラーメン店で、ラーメンの満足度を測るとします。
このとき、お客様が、美味しいって言ったら満足していたと考えよう、というのは、定性的な目標です。
それに対して、
アンケートをとり、アンケートの点数で30点を超えたら満足、と考えよう、とか、全体の80%が美味しいラーメンと話したら満足としようなど、
数値として「満足」を定義した場合、これは定量目標になります。
目標とは、基本的に定量的でないといけないと考えています。
理由は、数値として計測できないと、達成したかどうかを論じる意味がないからです。
ここで、注意していただきたいのは、定性的なものには意味がない、と言いたい訳ではありません。
数値化できないもの全てが意味がない、なんてことは思いません。
例えば、ものすごくきれいな夕焼け。
この夕焼けは数値化できないから、意味がない!
なんてことはもちろん言いません。
(そういえば、最近夕焼けを撮影していた生徒もいましたが)
しかし、目標という観点でみると、定性的なものは評価できないという欠点があります。
先程のラーメンの話だと、
「結構な人数が美味しいって言ってたし、美味しいんじゃない?」
「いや、5人くらいはまずいって言ってたからだめでしよ」
となって、議論する意味がなくなってしまいます。
だから、目標は必ず定量的であるべきです。
もし、目標を定量化できないと考えるのであれば、なんとか定量化します。
例えば、時間だったり、比率だったり、アンケートの数値だったり、
一見定量化できないものもできるはずです。
そして、ここからが本題です。
(長くなりました。)
塾における定量目標とはなんでしょうか?
定性的な目標は成績アップ。
ではこの成績アップをどう定量化できるか、私も考えました。
1番シンプルなのは定期テストの点数アップ。
しかし、これも問題があります。
理由は、前のテストと難易度が大きく変わる場合、どれだけ伸びたか見えにくいからです。
そこで、考えたのが偏差値の上昇率。
偏差値であれば周りと比べた数値が出ます。
しかし、定期テストでは偏差値がわからないので、基本的には模試でしか見ることができません。
そこで、私が重視しているのが、400点超えの割合。
定期テストで400点を取れれば、トップ校を狙う土俵にいると思います。
ですので、この400点超え達成率を重視しています。
しかし、これも不十分で、
1、テストが終わってみないと評価できない→事前に対策を打ちにくい
2、400点を超えない人の頑張りを評価できない→学力関係なく頑張る人のための塾という、みやうち塾のコンセプトに合っていない
という問題があります。
そんな中、山際くんは、何人来ているか、という出席率に注目しています。
塾に来る率が高い学年の方が点数は高い。
これは当てはまると思います。
みやうち塾でも、3年生が一番
塾平均は高いですが、1年生の頃から授業への参加率はとても高かったです。
そうすると、この指標はけっこう優秀なのでは?
と個人的に思っています。
もちろん、長く塾にいればいい、という発想ではだめですが、
基本的に塾にいれば勉強するので、
誘惑に負けてしまう人、
集中力がイマイチな人は授業がなくてもどんどん呼び出しております。
この数値が今後どれだけ上がるのか。
保護者の皆様も注目していただけたらと思います。