みやうち塾ではクラス分けをするのか?
投稿者:池畠 悠 所属塾:みやうち塾 閲覧数:260
投稿日時:2020年6月22日0:06
最終閲覧日時:2025年11月24日7:55
みやうち塾
こだなか塾
みやうち塾ではレベル別に授業をすることはしていません。
では、今後する可能性があるのか、というのとですが、
やりません。
なかなか未来のことを断言するというのはやりにくいものですが、
これは強く言えると思います。
理由はシンプル。
クラス分けの意味を感じないから。
いや、むしろデメリットしかない(塾の場合)と思うからです。
まず、クラス分けをするメリットとしては、2点あると思います。
しかし、その2つがメリットではないことをお伝えしたいと思います。
1つは、教える側が教えやすいこと。
生徒のレベルが揃っている方が教えやすいというのが一般的な解答だと思います。
しかし、勉強が得意、という分け方は、生徒のレベルを揃えることにつながらないと思います。
例えば、英語が得意だけど数学は苦手だったり
勉強自体は得意だけど文字式を理解していないから方程式を理解できていなかったり
理解力はあるけど内容を覚えられなかったり
できる、できないというのはかなり曖昧なものです。
それを、「恣意的なレベル」で分けたとしても、教えやすくなるとはあまり思えません。
レベルを揃えたい、と思うのであれば、
達成度ごとのカリキュラムにして、理解度で分けた方がずっと効率がいいです。
例えば、数学で正負の数の計算ができなければ方程式を理解することは絶対に無理。
英語で動詞がわからないのに不定詞を理解することは不可能です。
そこで、各教科を段階ごとに分けていき、
生徒の達成度ごとに授業を作っていく。
この方がずっとやりやすいです。(少なくとも教える側には、です。
ちなみに、これがみやうち塾別館です。)
2つ目のメリットとして考えられているもの。
それは、競争できるということ。
でもこれも逆効果。
生徒の学力というのは、週レベルで変わっています。
中学生の成長は本当に早い。
毎日毎日、進化しています。
でも、クラスの移動は多くても月に1回。
いや、普通は半年に1回。
これでは逆に、「上のクラスに行ったからいいや」、とか、「頑張っても上がれないからしばらくは勉強やめとこう」
となってしまいます。
本当に競争するのであれば、少なくとも週1レベルでクラス分けをすべき。
でも、そんなにクラス替えをしたらやりにくいので、だったら毎週ランキングテストをすればいい、と考えているわけなのです。
ここまで、クラス分けにはメリットがあるようでないことを書いてきました。
最後にはっきりとしたデメリット。
それは、
よく分からない優越感、劣等感を感じる生徒が出てしまうことです。
勝負をするのがよくない、とは思いません。
勝負をするのがだめだ、という理由の一つに、負ける生徒が傷ついてしまう、というものがあると思います。
しかし、この説明だと、生徒に対して間違ったメッセージを送ってしまうと思います。
それは、失敗することが悪い、というメッセージです。
人生、失敗しない人は絶対にいません。
負けることも、壁を感じることも何度もあると思います。
でも、それは決して悪いことではない、むしろ必要なことだと思います。
だからこそ、順位を出すことにはこだわっていますし、そこで勝てたことは自信にしてほしいと思います。
でも、「俺らは頭いいグループで、向こうはしょぼい」とか、「自分はだめなグループに入ってしまった」とか、
そんなふうになってしまったら、みやうちっ子は輝けない。
そう思うのです。
自分自身が準備をして勝ったこと。
これには絶対的に自信を持ってほしい。
でも、それは誰かを見下すためにではない。
むしろ、周りからの期待も嫉妬も、全て受け流せるくらい、圧倒的な自信をつけてほしい。
そして、仮にだめだった子も、明日こそ頑張るんだという気持ちになって頑張ってほしい。
一つ一つできることを増やして積み上げていってほしいと思うのです。
長くなりましたが、しょせんはただの塾。
変な教育論を語っても意味はないですからね。
シンプルに学力向上。
点数アップこそ正義。
そこから目を逸らさずに、今週も頑張っていきましょう!