国語の途中式
投稿者:池畠 悠 所属塾:みやうち塾 閲覧数:201
投稿日時:2021年5月5日0:36
最終閲覧日時:2024年4月19日9:14
みやうち塾
数学では、途中式をかこう、といつも話しています。
では、数学はどうでしょうか。
実は、国語にも途中式があります。
意識していないだけで、途中式を頭の中で組み立てています。
とはいえ、この途中式を頭の中だけでやっても、
本当にあっているのかわかりません。
だから、書き表していくことが必要になってきます。
そこで、前回金曜日の国語のメンバーに、
「とりあえず気づいたこと、考えたことをメモしてみて。」
と話しました。
結果。
ほぼ全員空欄
(笑)
まあ、そりゃそうですよね。
いきなりメモしろ!なんていわれても、
何書いていいかわからないはずです。
当然の反応です。
しかし、私の中で一つの仮説が確信に変わりつつあります。
それは、
国語の読解の時にメモを取るためのノートを作ったら、結構需要があるのではないか。
というものです。
何度も言うように、国語は何となく勉強しても点数が上がらない教科です。
言葉とは、人間が話し、書いていく思考そのもの。
だからこそ、自分の思考と深く向き合うことができないと、できるようにはなりません。
「普通の中学生にとって5教科の中で自力で伸ばすことが一番難しい教科は何?」と聞かれれば、迷わず国語だと答えます。
勉強を極めれば極めるほど、国語の難しさにぶつかると思います。
これは個人的な話になってしまいますが、池畠は国語がめちゃくちゃ得意でした。
家庭科の次の得意教科は国語でした。
(5教科指導させていただいておりますが、一番得意だったのは家庭科です(笑))
そして、何ができていたかはわかっています。
それは、解答の根拠を解像度高く説明していく力。
これはずば抜けていたと思います。
(自分で言うなんて、寒いやつですが、ぜひそのまま読んでいただきたいです!(笑))
そして、自分が中学生のころ、メモを書いていたな、と思いだしたのですが、
書いている子はめちゃくちゃ少ないなと、最近確信しています。
読めるから書けるのか、書くから読めるようになるのか。
この因果関係は難しいですが、
このメモを見ることで、読み方の意識づけができたらいいな、と思っています。
現代文の授業は、読むためのフレームワークを教えている側面があります。
人間は、何かわからないものがあったとき、型にはめるとうまく処理できるときがあります。
確かに、何でもかんでもフレームワークとして単純化してしまうことがいいとは思いませんが、
「よくわからない何か」を読むときに、「とりあえずこの型にはめてみて」という型があれば、とっかかりの壁を取り除けると考えています。
それがいつも話している、
文が読めないときに分析すべき4つの段階(単語の意味、文構造、文の繋がり、段落の繋がり)と、
文と文、段落と段落をつなげる4つの関係式
+ 順接・並立 ⇔ 逆説・対比 = 相同表現 ⇒ 因果関係
の話です。
学校ではもっとたくさん習うと思いますが、
「本番で使えるのは、シンプルな技術だけ」
というモットーで、文と文の関係を4つに絞っています。
そして、こういった、フレームワークの意識づけができるようなノートを作ろう、と考えています。
そもそもノートがいくらで作れるのか。
相場はあんまりわかっていませんが、実現したいと思っています。
ちなみにタイトルは、
現代文フレームワークノート シンプルな技術で深い読みを
とか考えてます。(笑)
予算的に厳しかったらやめますが、けっこう乗り気です。
ここに書くことで一歩準備を進めていきます。
乞うご期待!!!!