小学生の先取り

投稿者:池畠 悠 所属塾:みやうち塾 閲覧数:182


投稿日時:2021年4月16日15:44

最終閲覧日時:2024年4月26日9:31


みやうち塾



 


小学生の先取りに関して。


再度、方針をまとめさせていただきます。


なぜ、こんなことを突然言い出したのか、ということですが、


入試制度の改革に伴うカリキュラムの変更の影響は、結構大きい、と思っています。


まず、英語に関して。


正直、小学校までの英語力の差は、決して小さくないと思っています。


もちろん、理解力がとても早くて、すぐに処理できる、という人であれば、十分挽回できます。


しかし、もともと勉強が得意ではない、という生徒にとっては大きな壁になると思います。


というのも、小学校での指導は本格的には進んでいませんが、英語が難しくなる、と察知して動いている生徒とそうではない生徒の差がとても大きくなっているからです。


今、新一年生で一番進んでいる生徒は準2級を持っています。


逆に、まだアルファベットが怪しい人もいます。


算数や国語であれば、学校でも進めるのでここまで差はないのですが(理解の深さには差がありますが、進捗としてはここまでつきません。)


英語に関しては、中学校入学の段階である程度勝負が決まってしまう、という可能性もあります。


また、その他の教科に関しても、中学1年生からそろってスタートする、という傾向は薄れていく、と感じています。


だからこそ、小学校のうちから、深く理解する、というだけでなく、先取りで進めるということをより意識していきます。


また、小学校でどんな力をつけるべきか、というのを、カリキュラムベースで明確にする必要もあります。


ということで、その方針をまとめさせていただき、チラシにさせていただいております。


文言の方、一部載せさせていただきます。





小学生で力を入れていること。


1、語彙力
2、文構造理解
3、割合
もちろん、計算力とか漢字とかも大事だが、さらに深い部分の理解を鍛えるためには、この3つが最も重要。 先取りとして推奨するのは、中学入学までに次のことができる状態を作ること。


1、英検5級レベル
2、数学方程式までができる
3、社会 日本地図、世界地図が書ける 主要な年号から年表を描ける
4、理科 中学で扱う単位の意味が分かる



1、語彙力
人間は知っている言葉でものを考える。このことを考えると、語彙力が高いことが高い学力と関係があることは間違いない。身に着けた語彙こそがその人が持つ思考空間であり、その語彙力の外側に関しては考えることはできない。このように結論付けても差し支えない。つまり、語彙がたくさんある、ということは考えるための道具がたくさんある状態であり、ない人と比べて明らかに有利であることは間違いない。


2、品詞理解
この品詞がわかるかどうかは、特に英語の学習において大きな差に繋がる。小学校でも自立語や付属語、動詞や名詞といった言葉は学ぶ。しかし、それを本当に理解できて使える子はほとんどいないと思う。結果、中学生になって英語の授業で、「Be動詞と一般動詞の違いは、動詞があるかどうかです」とか、「不定詞には名詞的用法と副詞的用法、そして形容詞的用法があります」とか言われても意味が分からなくなってしまう。品詞とは、言葉という現象を、科学的に分析するための手段なのである。


3、割合
高校受験で難しいといわれる数学、理科の問題にはある共通点がある。1つは図形的な発想が求められる問題。もう一つは割合の問題。このどちらか。このうち、割合の問題には、特別な発想は必要ない。単位の意味をきちんと理解し、比を使うことができれば必ず解くことができる。しかし、この割合の単元を、安易な暗記に逃げてしまう人は多くいる。いまはそれが楽かもしれない。「みはじ」とか、「くもわ」とかを使っていれば問題は解ける。テストで得点ができる。だから、わかっていると勘違いしてしまうだろう。しかし、残念ながら、その公式を使って解けていてもわかったとは言えない。それでは、もっと高いレベルの問題に出くわしたときに手も足も出なくなってしまう。学力向上とは、高い抽象度で考えられるようになること。そのためには、まず意味を理解できるようにならないといけない。果たして、割合の意味を分かっている生徒がどれだけいるだろうか。





このようなチラシを撒かさせていただいておりますので、小学生の保護者様は、方針の方ぜひ見ていただけたらと思います。


ご質問等お気軽にご連絡ください。


(ポスティング等はご迷惑になる場合もありますので、なかなか抵抗はありますが、実施させていただいております。ご容赦ください!)


後は、これをどれだけ実現できるか、だと思います。





小学生の皆さん、わかってもらえたでしょうか?


いや、文章が長すぎて読む気にならなかったかもしれません。(笑)


まずは、そこから。


読む力をつけて、頑張っていきましょう!