単位は分数

投稿者:池畠 悠 所属塾:みやうち塾 閲覧数:197


投稿日時:2020年1月16日9:42

最終閲覧日時:2025年11月26日11:49


みやうち塾



3年生が毎日取り組んでいる理科の過去問演習。  


その中で、計算問題を苦手にする生徒は多いです。


しかし、理科の計算はだいたい単位の計算しかないので、基本的には分数で考えれば解くことができます。


まず、3年生が理解するべき理科の単位をまとめると、


速さ・・・1秒あたりに進む道のり


濃度・・・1gの溶液に含まれる溶質の割合


密度・・・1cm3あたりの質量(g)


圧力・・・1m2あたりの力(N)


湿度・・・1m3の大気において、ある気温での飽和水蒸気量1gに対する実際に含まれている水蒸気量


覚えるべき単位は実はこれだけなんです。


(これに、あとはオームの法則、WやJも覚えますが、単位に関して知っておくべき定義は上記だけです。)


そして、この単位の定義をみると、あることがわかります。


気づかれた方もいるかもしれませんが、


片方を1としたときのもう片方の大きさを単位としていることがわかります。



要は、異なる2つの事象の関係性(時間と道のりなど)をわかりやすくしたい。



でも、両方が変わってしまうとわからない。


だから、片方を1だったらと仮定して、もう片方を考えてみようというのが単位の意味なのです。


つまり、単位とは、「異なる2つの事象の関係性を、1あたりに抽象化したもの」と定義できます。


まだ難しいと思うのでもっと噛み砕くと






分数




ということです。


分数は、分母に対する分子、という比を考えてますからね。


ですので単位のイメージは、


基準(分母)に対してどれだけ(分子)か


とか、


全体の中(分母)にどれだけ入ってるか(分子)


というイメージで覚えるといいと思います。


そして、分数にして、割り算(分子÷分母)で計算、が一番覚えやすいと思います。


(何もなくていければOKです。)


湿度や密度は、全体に対してどれだけ入っているか、


というイメージはわかりやすいと思います。


単位は難しく感じるかもしれませんが、一度覚えると再現性高く取れる問題です。


パターンも少ししかないので、 必ずできるようにしましょう。