投稿者:池畠 悠 所属塾:みやうち塾 閲覧数:287
投稿日時:2020年3月21日16:52
最終閲覧日時:2025年11月25日16:46
今週からスタートしている別館での授業、どうでしたでしょうか。
分数、単語の暗記から入試問題の国、英の要約、直訳まで。
基本的な講座を用意しました。
どんな感じで進むのか、イメージが湧いたでしょうか。
集団授業の良いところは、間違いなく、導入で引っ張れるところ。
講師の方は伝えたいことをきちんと準備し、授業を「開発」できます。
そして、先取りで新しい単元を引っ張っていけると思っています。
また、周りの生徒のレベル感を感じられるところも、集団授業ならではでしょうか。
特に、無学年制でやっている授業では、
「この子年下だけど俺よりできるんじゃないか?」
とか、「入試ではこういう問題を解くのか」とか、
これまでのみやうち塾では感じることができなかったことも伝えられるようになったのではないかと思います。
今後は、この集団授業による授業の作り込み、先取りと、これまで通りの個別での並走両方で運営していきます。
しかし、その中で気をつけてほしいのが、「授業を受けて勉強した気にならない」ということです。
これは、私が学生時代大手学習塾で集団授業をしていたときから感じていることですが、
集団授業は効率が悪い、そして、伸びにくい、ということです。
まず効率が悪いについては、全員に合っている授業というのが不可能だから。
これは当たり前のことで、全員に合わせていたら授業が進まなくなってしまいます。
だから、通常の集団はやる気はありません。
それは今回の授業表を見ていただけると分かっていただけたと思います。
通常の集団だと、目的がぶれてしまいます。
1時間の中で本当に聞きたいことは5分のような結果も起こってしまう。
だから、別館の授業では、単元を短く刻み、
単語だけ、とか割合だけとか、目的を明確にして授業をしていきます。
こうすることで、出なくていい授業を捨てることができ、より効率よく学べると考えています。
また、学年も無学年制にしています。
特に、英語、国語、数学は学年関係なく、理解度で進むべきです。
唯一、理科、社会だけは学年で合せていますが、これは定期テスト対策をする上で最も効率的です。
今後も理科、社会は学校に合わせて進めていきます。
ここまでの話を聞くと、じゃあ最初から集団授業で塾をやれば良かったのではないかと思われるかもしれません。
しかし、効率的に進めてもなお、集団授業には弱点が残ります。
それは学習量が減って定着する時間が減ること。
実際、みやうち塾の生徒は相当勉強しています。
(本当にすごいことです。)
この学習量は全て集団では無理。
(だから、今のスタイルにした訳です。)
やっぱり基本は今の集団個別スタイル。
そこに、先取りのための一つのツールとして、集団授業が加わったと思ってもらえたらと思います。
学力を伸ばすために大切なことは、とてもシンプルだと思っています。
まずはたくさん勉強すること。
勉強方法とか、どんな教材がいいかとか考えてる暇があれば、とりあえず今あるもので勉強してしまえばいい。
これが私の一番の考えです。
だからこそ、集団授業を受けてやった気にならないでください。
自分の思考と向き合って考え抜くこと。
これが最も大切だということは忘れないように。