投稿者:若鍋 真秀 所属塾:ハイファイブ 閲覧数:182
投稿日時:2021年8月9日12:48
最終閲覧日時:2025年8月21日14:16
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10代、すくすく満開 四十住「金」・開「銀」 スケートボード
四十住(よそずみ)さくらは、転んであざができても、「毎日練習したい」とねだった。
開心那(ひらきここな)は、運動が苦手なのに「もっとやりたい」と珍しく言った。
スケートボード女子パークのメダリストたちが幼かった頃の「やりたい」気持ち。
親たちは、それを大切にし、支えた。
四十住は、13歳年上の兄と遊びたくて、小学校6年でスケボーを始めた。
当初は母・清美さんに「ヤンキーのスポーツだし、けがをして欲しくない。お金もかかる」と反対された。
でも、やめられなかった。朝起きたらipadでスケボーの動画を見る。練習に行きたがる。
そんな娘に母は、「骨折ってでも頂点めざすなら応援する」。
和歌山から神戸や名古屋、三重の施設まで車で送迎。帰宅は日付をまたいだ。
2018年世界選手権で初代女王になると、昨秋、実家の近くに専用パークができた。
地元の酒造会社が倉庫を無償提供し、スポンサーも協力した。
開は「夏の五輪は見たこともなかった」。
スポーツ好きではない。しかし「技ができるようになるのがうれしい」と5歳で始めたスケボーにはまった。
母・美奈子さんの運転で往復3時間かけて、北海道苫小牧市から札幌市に通った。
金メダルを手に、19歳の四十住は、「重たい。家族にかけてあげたい」。
喜びを真っ先に家族に伝えた。12歳の開きは、「世界一かっこいいスケーターになりたい」と無邪気だ。
銅メダルのスカイ・ブラウンは「何よりスケートボードは楽しい」。
宮崎県出身、13歳の英国代表は、楽しいことをたくさん見つけて、と同世代に呼びかける。
大人に背中を押された10代の少女たち。思う存分のめりこんでいるうちに、メダルをつかんでいた。