投稿者:池畠 悠 所属塾:みやうち塾 閲覧数:289
投稿日時:2021年2月5日8:31
最終閲覧日時:2025年11月16日5:25
入試直前の3年生の吸収力はもにすごいものがあります。
新しい知識もどんどん吸収していく。
日々、成長していることを感じます。
これだけ伸びれば余裕で合格だろうと、僕らも油断しそうになってしまいます。
しかし、それは危険な考えです。
理由は、周りの受験生もそうだから。
今はほとんどの受験生が最も伸びる時期だと思います。
だからこそ、周りとどうやれば差をつけられるのかを考えないといけません。
そして、周りを引き離すために最も重要なことは、得点につながる勉強をする、ということです。
ここからは得点にならない勉強は一切やめた方がいいです。
受験前、焦ってくると何でもやりたくなります。
しかし、受験前大切なのは、やらないことを決めること。
時間は限られている中で、これはやめた方がいい、というものを書きます。
理科や社会で教科書を1から読みなおす→確実に時間が足りません。
漢字を1から勉強する → やったことに対する得点への見返りが少なすぎます。
英単語を1から確認 → これも時間をかけてもほとんど得点に繋がりません。
しかし、ほとんどの単語を覚えていて、綴りだけもう一度確認、とかはありだと思います。あいまいな単語も整理されるので、読解にも生きるでしょう。
国語、英語の読解力を伸ばそうとする → 読解力自体はもう勝負はつきました。あきらめましょう。
しかし、選択肢吟味の練習、時間配分の練習、英語であれば直訳をもう一度確認すること。これは、ある程度点数が取れている人にはお勧めです。
数学のものすごく難しい問題を解く → 時間がかかりすぎるので
しかし、8割取れている人は取り組んでいいと思います。基本問題ができているかを確認しつつ、難しい問題にも最後までチャレンジしてください。
ざっとこんなところです。
そして、この記事を読んでいる1,2年生に伝えたいことは、3年生になって頑張っても間に合わないものもあるということ。
特に英語と社会。
知識科目は暗記だから挽回できる、と言いますが、逆だと思います。
たくさん覚えなければいけないものがあるからこそ、短期間では厳しいです。
(定期テスト12回分を1ヶ月で覚えられるか、ということです。なかなか厳しいものがあります。)
数学や国語も地道に力をつけていく強化。
理科に関しても、深く理解するにはそれなりの時間がかかります。
要するに、早めにスタートしておくことが最も大切だということ。
特に、自分がトップ校を狙っている、という人ほど、毎日の勉強に勝るものはない、ということは忘れないでください。
とはいえ、まだ1週間とちょっとあります。
受験生はぎりぎりまで伸びます。
もう20点。
1教科もう1問正解できるように。
ここからはがむしゃらに何問もやる、というよりは、1問1問、解答の根拠を明確にして勉強してください。
そして、その1問と関連した知識を結び付けて一緒に確認する、そんな丁寧な勉強をしていきましょう。
今日出た問題が試験に出る。
その可能性が日に日に高まっていきます。
今日の1問を大切に、最後まで伸び続けましょう。