投稿者:池畠 悠 所属塾:みやうち塾 閲覧数:261
投稿日時:2021年5月3日15:48
最終閲覧日時:2025年8月27日23:36
ランキングテストの直しを見ながら、弱点を探っていますが、気づくことがあります。
直しのやり方にはレベルがあると。
このメモを見ると、みんなの思考が読み取れるので、面白いです。
これから、直しのレベルを段階的に分けていきます。
レベル0 答えを見るだけ
「あー、これはこういうことか、ハイ次!」
という形で解いている人。
もちろん、本当の間違いなら問題ありません。
しかし、毎回60点くらい。
果たして、これはうっかりミスなのか、、、
毎回ゴール前でシュートを外すサッカー選手が、うっかりミスと言えるでしょうか。
それは、実力ですよね?(サッカーはあくまで例えですよ?実際のサッカーではわかりません)
まずは、そのうっかりミスが間違いだと認められるか。ここがスタートです。
レベル1 間違えた答えを書く。
間違えた答えを書いています。
これは悪くないです。間違えを認識しています。
しかし、なぜ間違えたかわかっているのか。
間違えた理由まで確認できればです。よりいいです。
レベル2 間違えた理由を書く。
自分が間違えた理由をきちんと書いています。
このタイプの人は、理由を理解できているので、次のミスは減るでしょう。
しかし、まだまだ、1つの間違いから学ぶことができます。
レベル3 間違得た後に、類似問題で練習。
ここまでできると、かなりいい直しになっています。
というより、これができる子は早い段階で伸びていきます。
ランキングテストの上位者はこの直しができます。
僕らがランキングテストの後に、プリントを渡しているのは、この類似問題を解いてほしいから。
ただし、理想はこれを自分でも意識できるようになることです。
学校の問題で間違えたりしたとき、類似問題かわからない場合は、確認しにきてください。
レベル 4
間違いの普遍化、一般化ができる。
これができる人はごく少数。
1問間違えた時に、その本質を理解し、他の問題を解くときにも応用できるか。
これができる子は、1を知って10を知る勉強ができるので、圧倒的に勉強効率は上がります。
例えば、電気の問題を間違えた時。
オームの法則がわからない。
オームの法則を確認しました。
しかし、彼はそれで終わりませんでした。
「先生、電圧って何ですか?」
この質問をしてきてくれました。
オームの法則は公式がわかっていれば解けます。
しかし、オームの法則がわかっていないというより、そもそも電圧、電流の概念がわかっていないと気づいたのでしょう。
だから、一見関係のない質問をしてきました。
この質問の後、直列回路、並列回路における抵抗の求め方の違い、
さらに電力とは何かまとめていました。
これが、間違いの本質を理解し、普遍化する、ということです。
勉強は、頭を使わなければ使わないほど、大変になります。
どんどん時間を使ってしまいます。
なるべく頭を使ったほうが、返って効率は良くなります。
1つの間違いからどれだけ学べるか。
ここにこだわってこそのみやうち塾生です。(笑)
見直しまで手を抜かないように。