投稿者:池畠 悠 所属塾:みやうち塾 閲覧数:204
投稿日時:2019年10月27日13:15
最終閲覧日時:2025年11月26日16:30
中学生の成長スピード。
これは、我々の想像を遥かに超えるもの。
ついこの間まで、正負の数の計算で悩んでいた中学生が、
目の前で公立高校の模試を解いている。
この成長スピードには本当に驚かされます。
訳も分からずに中学校に入り、ついていくのに精一杯だった生徒たちが、
自分の将来について初めて具体的に考え、
入試という壁に挑戦していく。
その成長は、絶対に写真では写せない。
思うに、成長は静止画ではなく、動画。
部分部分を切り取れるものでなく、全体としてのストーリーが大切。
志望校に合格するには、
まず、内申で基準を満たすことが大切。
そして、国語、英語の読解を取れるようにして、
理科、社会、数学の取れる問題を覚えていく。
そうして基準を満たせば合格。
こんなアドバイスは無意味。
これは、成長を断片的に捉えた、静止画的なアドバイスでしかない。
絶対に受かると言われていた生徒が、本番でしくじることは普通にある。
逆に、偏差値を10、20も伸ばして、逆転合格する生徒もいる。
「こうすれば結果はこうなる」
結論を言い切ることのできない世界。
それが、人の成長。
勉強ができるようになるという出来事には、
組み合わせだけでなく、それぞれの環境、順番、モチベーション。
ありとあらゆるものが関係したカオスなストーリー。
勉強はロジックですが、成長はアート。
だから、自分のストーリーを考え抜いてほしい。
なぜその高校に行きたいのか
なぜ毎日勉強するのか
何を勉強すればいいのか
そうすれば、自分なりのストーリーが見えてくるはず。
それは、辛いものではなく、わくわくするようなストーリー。
これからの受験に壁を感じている皆さん。
その悩みも含めて一つの物語。
自分自身のストーリーを描ききってほしいです。