450点の壁

投稿者:池畠 悠 所属塾:みやうち塾 閲覧数:400


投稿日時:2020年8月15日10:11

最終閲覧日時:2025年11月23日23:52


みやうち塾





定期テストで1教科10点上げること。  




これは、やることをやればほとんどの人が達成できることです。


いや、各教科20点くらいは普通に超えられます。



しかし、点数が高くなるにつれて、難しくなってくるのは間違いないです。



特に、400点を超えてくると、なかなか伸ばすのが大変になってきます。







理由としては、難しい問題を解かなければいけなくなってくるから。



定期テストは基本、80点くらいまでは基本問題で構成されています。


だから、量をこなしてパターンを覚えれば、本番では結果を出すことができます。






しかし、80点からは、難しい問題も出てきます。






これを超えるのはなかなか難しい。







だから、単純に量だけこなしてもだめです。





まず、ある程度勉強の負荷に耐えられることは最低限必要なこと。






それプラス、思考力そのものを鍛えていく必要があります。



では、思考力とは何なのか。



これを定義するのは難しいですが、次の2つを意識してほしいと思います。





1つ目は、意味を理解すること。


勉強とは、定義を理解し、その定義を現象(=問題)に当てはめていくことだと思います。







例えば、完了形とは何なのか。



完了形の定義を説明できますか?








このときに、自分なりのイメージを持つことが大切です。



他にも、濃度とは何なのか。



定義は言葉で言い表せることも大切ですが、頭の中にイメージとして描けることも大切です。
















どうでしょうか、、、?



僕自身が持つ、完了形のイメージは、「時間のずれ」


濃度では、1という単位の箱の中に、塩が入ってる絵が浮かびます。





国語も英語も社会も理科も数学も、



全て言葉の定義を理解し、意味をイメージできること。



ここが基本になります。



2つ目は抽象度を上げること。





抽象度を定義すると、物事がどれだけ本質で語られているのか、ということ。






もう少し噛み砕くと、ある物事の特徴だけをとらえている度合いが、どれだけ極端か、ということです。



例えば、次のような問題があったとします。








りんごが2つ載った皿と、3つ載った皿があります。



りんごは全部で何個ありますか?



これを抽象化すると、2 + 3 = 5






りんごという具体的なものから、「数」という特徴だけを抜き出し、「抽象化」したのが、


2 + 3 = 5


という式です。



これをさらに抽象化すると、



2x + 3x = 5x


このときのxは何を意味するかわかりますか、、、?





このように、抽象度を上げることが学問の本質。



国語でも現代文が難しいのは、語彙の抽象度が上がっているからです。



そして、450点の壁には、この「意味の理解」と、「抽象度を上げる」ことの2つの壁があります。





このレベルを超えれば、他の同級生とは大きく差をつけれる。





もう一歩頑張ろう。